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Dear you... ~talk to myself~

第7章 夜の春風


春の夜の風

懐かしい匂い

いつかの思い出

あの人の笑顔


今は誰に向けられているのかな?

なんて考えなくなってきたのに

この風に吹かれるとなぜか

大好きだったあの人を思い出す

私はもう前に進んだはずなのに

あの頃のことを思い出す



あの夏

私があの人に告げていたら何か変わっていたのかもしれない

何度思ったことだろう

あの子のほうが早かった

だから 私の恋は終わった

大好きだった

今はただの友達

メールを送っても返信来ないことが多いから相手は友達とすら思っていないのかな?

もういいけどね


去年の9月

転校しなかったら

きっと

私は今もあの人を想っていた

報われない恋

叶わない恋

どんなに想っていても

あの人はきっと振り向いてくれなかっただろう




この風に乗って

何処までも 何処までも飛んで行きたい

過去も

未来も

ない世界へ


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