Dear you... ～talk to myself～
第31章 卒業式。
高校、卒業しちゃったね…
寂しいな…
大好きなクラスの皆とお別れ。
そして…あなたともお別れ…
クラスの皆とも、あなたともきっと、またいつか会えると思うけどね…
でも、やっぱり、毎日会っていた人たちと会えなくなるのはすごく寂しいよ…
友達の計らいで撮った写真。
私と、友達と、あなた…
友達があなたに「雅、もっとつめて！」って言ってた。
どういう意味か分かってた？
後で写真見たら、つめなくても、３人写ってたんだよ。
バカ。
ちゃんと笑ってよ。
最初で最後の写真くらい、私の好きなあなたの笑顔で写ってよ…
バーーーーカ！！！
好きだよ…
友達の前でも自分の中でもそこまで好きじゃないってフリをしていた…
でも、なんで？
こんなに好きだったんだ…
自分で気付かないうちに、とても大きなものになっていたみたいだよ…
どうしよう…
好きだよ…
写真、許すよ。
何気にピースしてたから…
まだ、もう少し、好きでいさせてください…
あと少しだけ、あなたのことを想って泣かせてください。
それから…
この世界のどこかで、元気に過ごしていてください。
辛くても…負けないで？
皆で最後に食べたカツ弁当を思い出せって、担任の先生が言ってたでしょ？
私も、頑張るから。
もし、これから先、どこか出会えたら、声をかけさせて？
友達がね、「縁があればまたきっと会えるよ！」って言ってくれたから…
今は、無理にあなたを忘れようとはしないからね。
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