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My Everything

第1章 智影へ



僕は感情を知った

守る為だけに戦う存在だったのに

今はおまえの言葉に一喜一憂する

連絡を待ち焦がれ

言葉を交わす事に喜びを感じ

不安が、焦りが、嬉しさが、

僕の中を駆け巡る

その全てがお前から齎される

僕はお前の手を取ってはいけない存在なのに

一度触れてしまった温もりは

もう手放す事など考えられない


『陽炎』とは

色の無い炎、掴めないもの、実態のない幻

そういう意味で付けた名前


でもお前はこんな僕を『光』だと言ってくれた

どれほど嬉しかったかお前は知らないだろ?

僕にはお前こそが『光』に見える

闇に染まらないように繋ぎとめてくれる

お前の存在が僕の光なんだ

ありがとう、僕と出会ってくれて

ありがとう、僕の手を取っくれて

ありがとう、僕を照らしてくれて

ありがとう、僕を愛してくれて

そして

ありがとう、生まれて来てくれて

僕の愛の全てを込めてお前に贈る


HAPPY BIRTHDAY、智影

お前が生まれてくれたことに感謝します


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