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Hなサッカー部

第2章 新たなる発覚

キーンコーンカーンコーン――

『終わったぁ……』

なんか、唐橋がいるってだけで授業に集中できなかった

『じゃ、帰……』
「何処行く気?」



…やべ、この声は……

もしかしなくても……

「早く部活、来いよ?今日も放課後あんだから」

『でたな生意気小僧』


なんで私の行くとこ行くとこコイツがいるんだ


「いや、お前も同い年だろ。…早くこいよ。みんなにお前の事話したんだ、せめて顔くらいは出せ」

『はぁ?私マネになるとか言ってませんしー』

「お前行く所ねぇんだろ?うちが拾ってやってんだから寧ろ有り難いだろ」

…なんだこの上から目線
『やだ、面倒くさいもん』

「ま、大丈夫。確かに面倒くさい事もあるけど……」

唐橋が私を見つめて間を置いた

「…気持ちいい所もあるから」

『え?気持ち…?』

「クス、今のは何でもねーよ!じゃ、行くか」

『い、行くって……わわっ!!?』

気がつくと私の足は浮いて視界には唐橋の姿があった

―――私、お姫様だっこされてる

気付いた時にはもう廊下へ歩き出していた

『ちょ、ストーーップ!!私歩けますから下ろして!//』

「離したらお前逃げるだろ?」

『う……』

そりゃそうですけど…

「ダメダメ、着くまでこの体制。じゃ出ぱーつ」
『まてぇぇぇぇ!!』

この後の唐橋は私の言うこと全て無視した

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