Hなサッカー部
第16章 合宿前日
一「何ニヤけてんだよ、気持ち悪」
『ひっどーい!
一樹と違って、優しいと思ったのよ~。ね、拓哉!』
私は冗談まじりに拓哉の腕に抱きついた。
拓「ちょ、詩さ…///」
『はは、顔真っ赤』
一「…そーかよ」
『え?』
拓哉とじゃれていると、一樹の暗いような怒ったような声が聞こえた。
一「優しくなくて悪かったな」
『え、ちょ…』
やば、怒った…?
中「持ち物もここに書いてあるから、忘れ物をしないように。では田邊」
部長の田邊先輩が返事をした。
号令をかけると、部員達が散り散りに更衣室へ向かった。
一樹怒らせちゃったかな…
謝るか…
『いつ「おい」
後ろから声がかかった。