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Hなサッカー部

第1章 突然の廃部

「よし、みんな集まったわね。それじゃ初めるわよ」


女教師のキビキビしたよく通る声が教室に響いた



――ここは音和高校。
特に変わった所のない何処にでもありそうな高校だった

そこに毎日元気に通学している私、河野詩(17)は、いつも通り部活動場に集まった

この教師の名前は犬飼 恭子先生。
私の入部している演劇部の顧問で、何月か前に赤ちゃんが出来たらしく、最近はお腹の大きさが目立ってきた

「活動を初める前に、皆さんに伝えておきたい事があります」

先生のこの発言に、一同は少しざわついた

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