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Hなサッカー部

第1章 突然の廃部

部活は先生の報告の後、最後の言葉を言い合って解散したからとても早い時間に終わった

みんなは、帰る人もいたしまだ教室に残って話している人もいた

一方私はというと、校庭のベンチに座ってボーっとサッカー部の練習を眺めていた


『はぁ…』

今日でため息は何回目だろう

なーんか、胸にぽっかり穴が空いた感じ―――




「あ!!!!」

どっかで大きな声がした
何事か、と思った瞬間…

ゴッ!!!


『!!?』
左の目の横に鈍い痛みがした
どうやらボールが当たったらしい
怪我をした場所がジンジンして痛い

「ごめん、大丈夫か!?」
すぐに左斜めから男の人の声がした
だけど振り向く気にもなれない


『だいじょぶ…です……』
めんどくさくて立ち上がろうとしたその時…



ガシッ!!

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