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『ヤバい！初登校だと、言うのに…遅刻、遅刻、四国～～～！』
と友美はそういいながら学校まで突っ走る。

〔四国じゃなくて、遅刻なんだチーって。あ～れ～！〕

『何か、騒がしいような…って。え～～～～！！そっ…空から何か降りてくるぅ～～～。ＲＩＶＥＲジャンプ！』

（トン。）

『はぁ…。無事でよかった～。』
とほっとした声で友美は言った。

〔あの…助けてくれてどうもありがとうございました。〕
と突然、チップがしゃべりだした。

『はぁ～～～？？？？』
友美はびっくりしている。

〔はじめまして。私は、神様の国にあるトイレタウンからきました。チップと言います。〕
チップは自己紹介をした。

『私は、友美…佐藤友美。』
友美は、恥ずかしそうに言った。

『…って時間がない！』

（チャックの音。）

〔なにするのチー。〕
チップはびっくりして友美に言った。

『学校へ行くから、話は後で。時間がないからチップも連れて行く。』
と友美は言った。

（チャックの音。）

（走る音…。）


【櫻井中学校】
（キーン、コーン、カーン、コーン。）

「静かに！」
島根先生は怒鳴った。


「それでは、転校生を紹介いたします。入ってきて～！」

（ガラッ…。）


（スラスラ…。）


『初めまして。私は、佐藤友美です。』