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好きって伝えたい

第2章 卒業式

「…凜!」

友達、麗羅の声で私は我にかえった。


「また一ノ瀬くんでも見てたんでしょ」


『そ... そんなわけじゃっ!』




一ノ瀬蓮くん


私の少し... 気になる人。

背が高くて、誰にも分け隔てなく優しくて、笑顔が素敵で、

いわゆるクラスの人気者タイプ。



いつ頃からか私は彼を目で追うようになっていた。


でもそれも今日で終わり。




だって今日は...









卒業式だから。

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