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恋とはなにか?

第1章 恋とはなにか?

見ていると勝手に体が疼いてしまうような人にあった事がありますか?
目があうと内臓がひっくり返ってしまうような・・・
話すと心が燃え上がるような・・・
辺り構わず嫉妬してしまうような・・・
心から体まで総て自分のものにしてしまいたい。
別に顔が特別良いわけではない、運動ができるわけでもない、
それでも、ああ、運命かな・・・と感じてしまう。
これまで回っていた歯車が回らなくなっていく感覚。
そんなもの、幻覚だ。
幻覚だという事を知っていても、そう思っていても、見れば見るほど視線がくっついて離れなくなる。
その見るという行為が幻覚剤だとも知るはずもなく、気づいた頃には溺れている。
幻覚をみたならやっぱり味付け。
幻覚剤のスパイスにぴったりなのは嫉妬、ジェラートの様に甘く、冷たい。そんな、甘さと冷たさに押して、引かれて、されている。
それこそ本当の駆け引きでしょう?
物理的になんて勘違いしている人がいるけれど、それは大きな勘違い。押すのは正解、引くのは間違え。

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