テキストサイズ

変愛(へんあい)?!

第7章 第二部:約束事

「兄貴!!手、離して!!亮ちゃんハゲちゃう!!」



ベッドから引きずり降ろされた亮ちゃんを庇うように、兄貴の腕を掴んでどうにかしようと必死な俺。



が!!
空いているもう片手の拳が上から降って来て、げんこつの衝撃とともに舌を噛んだ。


凄まじいげんこつは、俺の頭の中を揺らし、チカチカと白いツブツブが目の前に現れるし、微妙に目が…周…る。



「タイちゃん!!」



亮ちゃんのその声と、覗き込む顔が見えて目を瞑った。



「気持ち悪い!!」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ