テキストサイズ

変愛(へんあい)?!

第6章 第二部:重要事項

「このやり取り3回目なんだけど!!」



思いっきり引っ張られれば、ぐわっと身体が起き上がってしまい、引き剥がされそうになるシーツを引っ張り合う。



「っでも、やっぱ無理!!」




事の始まりは学校帰り。

家の前まで来ると、亮ちゃんがいきなりおれの腕を掴んで言った。



「行っていい?タイちゃんの部屋。」


「あ…うん、何…改まって。」



いつもの事なのに、改まって言われるとちょっと動揺してしまう。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ