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第2章 土曜日
――!!!!
「…これ…は…」
マッチだ。
基樹は地面に落ちていたマッチを拾って、中身を確認した。
…大丈夫。しっかり入っている…
そして基樹は新たなアイテムを手に入れたのであった。
―――――――
――――
――――――
基樹は今、近くにある木の枝を集めていた。
数分前、基樹はある作戦を思い付いた。
……相手は大人数。とても1人では勝てっこなかった。
そこで思い付いた作戦は、さっき手に入れたマッチを使って、火を起こして炎にし、敵を焼き尽くそう、という
あまりに残酷な内容だった。
火を炎にする為には、木材が必要になってくる。
その為、手軽に手に入る木の枝を集めているのだ。
パキッ…
――あ!!…まずい…!!!!気付かれてしまう…!!!!!!
基樹は足下にあった木の枝に気付かず、踏んでしまった。
