
16歳に恋する23歳の俺。
第10章 連絡
大地side
プルルルル…
プルルルル……
プルル……
ガチャ、
「!?
もしもし優美花ちゃっ…」
『お客様がお掛けになった番号は……』
深夜2時
いつまで経っても優美花ちゃんは
帰ってこなくて
何回も電話を掛けたが
響くのは留守番センターのおばさんの声。
優美花ちゃん、どこに行ったんだよ…
荷物はあるから出てったとは思えないし
全くわからない。
大きなため息を吐くと
ふと頭によぎった
元彼に、何かされてるんじゃないか…
と。
確信はないが、そうだと考えると
胸騒ぎが止まらなかった
