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真面目ちゃんの秘密

第5章 ライバル

亜子「断る。」



ゆりこ「なっ!…………わかった。お前、前より弱くなったねんな。」





亜子「ふざけんなよ。」




ゆりこ「スイッチ、はいってきたみたいやな。」



亜子「わかった。怠慢でもなんでもやれ。」



ゆりこ「んじゃ、いくで。」



_____数分後_____




亜子「これでわかった?私は前よりもっと強くなってんの!」



ゆりこ「くっ……無傷とは………ありえへんわ。」




亜子「あんたは、100個も傷ついたね。」





ゆりこ「ふっ。まぁええ。お前のお願いはなんや。」



不良のあいだでは、怠慢で勝った方のお願いをきく。というルールがあるのだ

私がお願いするのは、やっぱり、キャラはつぶしたくないから……………




亜子「それなら、私がゆりこを倒したって、言わないでくれるかな?



まぁ、もともと喧嘩売ってきたのはあんただけどね。

あんたは体調が悪いってことてにしといて。」






ゆりこ「そんなことでええんか?」




亜子「いいの。それ以外にあんたにお願いとかないし。」



ゆりこ「あっそ。」





_____教室_____




タッタッタッ…ガラッ。





亜子「帰りました。」




先生「あ、あれ?松林はどこだ?」




亜子「ああ、松林さんなら、先程、屋上で話していたら、急に体調が悪くなったと言って
保健室に行かれましたけど?」



先生「そうか。」



亜子「はい。」



タッタッタッ…ガタンッ




私は席に座った。

するとまたコソッと言ってきた。




俊介「嘘なんだろ?」




亜子「何が?」




俊介「体調悪いっての。」



亜子「当たり前じゃん。」



俊介「勝った?」



亜子「勝った。無傷でね。」




俊介「無傷!?」

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