無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「せ、瀬尾君待って…」

「走ってないじゃん別にー。」

「歩くの早いよーっ」

と、いってる間にもう校門前。

「あ……」

やっぱり、人だかり。

「瀬尾君、
お兄ちゃん紹介しようか？」

「え！？
家行っていいの！？」

「いや、できれば今紹介したい。」

「？？？
別にいいよ？」

「待ってて。」

私は人だかりを割り込み、お兄ちゃんを連れてくる。
…というか、助け出す。

「わ、和市先輩！？！？」

「えーあー…そうだけど？」

「紹介するよ。
こちら、和市お兄ちゃん。」

「知ってるって…。」

「こちら、瀬尾亙君。」

「あぁ、よろしく。
んで？」

「彼氏です。」

「は？
ちょっ、おま、香恋、冗談がすぎるぜ？」

「本当だよ？」

「あ、えっと…
香恋さんの彼氏になりました！
瀬尾亙です！」

「…………。」

「まぁ、それだけだから。」

「ちょっと待て。
待ってって香恋…」

「それじゃ、行こう？
瀬尾く「香恋ちょわーーーーんっ！！！！」

姫奈さん登場。
当然のことのように、香恋に抱きつき胸を揉む。

モニュモニュ…

「ひゃっ…ひ、めなさ～ん…やめてっ…」

「やーだねっ！」

「おい、真谷…やめてあげてくれ…。」

「やだっつってんじゃん！」

「やめてあげてくれよ…」

「はうっ…姫奈さんっ…やめてよ～っ！」

「やーだよっ！
って…あらら？
そこの和市よりはるかにイケメンの少年は誰かしらー？
まぁ、興味無いけど。」

「あ、香恋の彼氏です！」

…あ、姫奈さん、やっと手離してくれたー。

「……
どぎゃえぇぇぇぇ！？！？！？」