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高橋家の日常

第1章 入学式

入学式も無事に終わり、新入生各教室に戻った。

香恋の教室は1-5。

ちなみに8クラスまである。

席は自由席で、香恋は窓際の一番後ろに座った。

「はっじめましてー!
高橋香恋ちゃん!」

…。

隣のやけにハイテンションな女の子が話しかけてきた。

「うっわー!
近くで見るとすっごーく可愛いー!」

「えっ…//」

「顔赤いよー?
…あっ、胸もおっきいなー…
私なんてツルペタ…ねぇねぇ!
触らせてよ!」

「えぇ!やだよ!?」

「えー…そっかー…。
あ、私の名前はー…知りたい?知りたい?」

こんな人の名前なんて正直知りたくないな…。

「…いや、別にいいや。」

「そりゃ知りたいよねー!
こんなにテンション高い子なんて嫌でも気になるはずだもんねー!
…って、別にいいんかい!」

めんどくさい乗り突っ込みにさすがの香恋もあきれる。

「私の名前はドラエもん!」

「…。」

どこでもドアでも出してみなって。

「ちょっと!突っ込んでよ!」

「…。」

「はぁー…。
もうつかれっちゃったよー…。」

そりゃそうだよね。

「私の名前は天野咲。あまのっちって呼んでね!」

「咲でいい?」

「いきなり否定しないでよー!どうせならさっきーって呼んでよ!」

一日目から疲れそうだなー…。

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