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酒美から店員が出てきて、小野が忘れていったカバンを差し出し日菜子に渡した。

日菜子は鞄を受け取ったがどうしたらいいのか悩んでいると…まみが、

『日菜ちゃんここで小野さんまってあげたら？？
カバンここにあるんだし、もどってくるでしょ。
じゃあ…お願いね。』

それだけいうと高城さんの腕を無理矢理ひっぱりずんずんと進んでいった。

高城は酒美の前にたつ日菜子を気にしながら連れていかれていた。

『高城さん。
日菜ちゃんなら大丈夫ですよ。
だって、高城さんも小野さんの考えが分かる子かもって言ってたでしょ。
ちょっと高城さん小野さんのこと気にかけすぎですよ。』

と少しイラつきながら言うと二人だけの二次会をするために闇に消えていった。