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声をきかせて…

第16章 おうちデート

小野さんの言葉を話すのが怖くなった。と言った理由も教えてくれた。

治療をしている間もラジオの部室に出入りしていたが、その時に

自分への苦情のFAXを見て、自分の言葉で人を傷つけたのかも…と思ったのが最初でそれから話す言葉を考えるようになり、次第に何も話さなくなったということだった。

私は小野さんを抱きしめ

『大丈夫だよ。
私には話して?
もし小野さんに嫌なこと言われたら正直に話すから。
私が傷付けちゃったら言って。』

そう話した。

そのまま小野さんは私の家に泊まり次の日、私の家から仕事へ行った。

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