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智「ただいまー」


10時頃、智くんが帰ってきた。


結「おかえりなさい！…あのね、聞きたいことがあるんだけど……」


やっぱりあれから何度考えても分かんなくて智くんに聞いてみることにした。

……翔ちゃんの好きな人…。


智「どうしたの？」


結「あのね……翔ちゃんの好きな人……って誰…？」


……私の知ってる人だったらどうしよう。
女優さんだったらどうしよう。


そんな考えが頭をめぐる。


智「へ？あぁ、」

智くんはそう言って笑う。

結「え？なっなんで笑うの？」


訳が分かんなくて慌てふためく私の肩を智くんは笑いながら軽く叩いた。


智「(笑)悪いけどそれは俺も言えない。そうゆうのはちゃんと翔ちゃんが言うべきだから」


……そうだよね…。

いくら私のこと応援してくれるって言ってもプライバシーってゆうか……あるもんね…。


結「…………てゆうか……智くん知ってたなら教えてよ～…」