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スマイル ~*届3続編。気象・N*~

第13章 episode12~*選択*~



ミオリ「あらぁ、唯サンじゃなぁい♪」




和「えっ…嘘だろ……?」






ミオリの隣から顔を出し、下を覗きこむと、








唯が息を切らしながらこちらに向かっているところだった








ミオリ「でも、残り1分切ってて、ここまで上がってくるのは到底無理ねぇ?



せいぜい、彼氏がどっちを選択するか見るといいわ(笑)」







和「唯……」










このまま俺は、何も出来ないのか。







どちらも不正解と思われる問題を選択する俺を、




彼女は見なければいけないのか………。









どうすればいい、萌依………




貴女は、どうしてほしかったですか………?











そう思ったら、まるで、俺以外の誰かが俺を操っているかのように



気がついたら、俺は叫んでいた











和「唯ーっ!!





今すぐに逃げろぉー!!!






俺の声が聞こえなくなるまで離れろぉっ!!!」








唯「和くん……?何があったの……!?」







唯はそんなようなことをいいながらも、家とは反対方向に駆け出していった







ミオリ「3…2…1…タイムアーップ!








………決めたのね









どうすんのよ……。」












俺は、、俺は………。






萌『私のこと、、遊びとしか思ってないの……?




迷惑だったら言って、、?



私、離れるからさ………』








萌依……俺は、これで正解なんだよね……?




萌『私に隠すってことはさ……



私のことより、あの人のことのが好きだったってことなんだよね……








でもね、、私は信じてる。





いつか絶対、和くんと本当に笑える日が来るって。信じてるから……』

























和「……そんな写真くらい、好きにしろよ



それで唯が守れるんだったら、俺が犠牲になる。」














「……そう。わかった。」







いつ引き出されたのか、いつの間にか人格が澪になっていて






澪は、悲しそうに笑って、綺麗な涙を流した

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