テキストサイズ

背伸び

第2章 もう一人のマネージャー

「おう?朝練頑張ってるな!」


あっ!
日向先生もう来たんだ。
スーツ着てるって事は
やっぱり朝練は付き合ってくれないんだね。


「マネージャーも朝からご苦労様」


本当だよ
寝癖も直せない、日向先生の
声も聞けない
こんな朝練ちっとも楽しくないよぅ。

「ふはは!橘は寝坊したのか?」

「ふえぇっ?」

急に名前を呼ばれると、どうして固まってしまうのだろう…
それにどうして……

「何が可笑しいんですかっ」


どうして寝坊したって解ったの??


「お前だけ眠たそうな顔だし、前髪結ぶなんて珍しいからな!」


「寝癖が直らなくて…//」

こんなだらしない姿
日向先生に見られたく無かった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ