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背伸び

第3章 チャラい?

「あゆちゃん大丈夫?」

「え?あ、うん
大丈夫です」


「練習終わったミタイだね」


大陽はすっかり沈み
空は薄暗く染まっていた。

片付けは部員みんなで済ませる
私は記録をファイルに閉じる為部室に向かった。

誰もいない暗い部室
手探りで電気の紐を探していると……

ガチャンッ―

物音と共に背後に人の気配を感じた。

「明るい内から電気付けときゃ良いのに」


「せんせ…?」

「さっきごめんな?
嫌な想いさせたんじゃないかって思って」


「いいえ…気にしてませんから」


ダメだよ先生
こんな所見られたら
確実に変な噂ながされちゃう!

先生とお話したいけど
今は間が悪い
バレない内に早く

早くここから出させて…?

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