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指切り

第4章 蜘蛛

深夜2時を過ぎてもこの街は明るい


まるで太陽を忘れた世界に居るように感じてしまう


私は暗闇に紛れるようにフードを深く被り



家に帰ろうとした時


ふと、知っている匂いに包まれた気がした



ゆっくり顔を上げて前を見ると
公園脇に見たことある車が停まっていた。



車に近づき、ワンボックスに寄りかかって煙草を吹かしてる男性の姿を確認する


その顔を見ると、溜め息と同時に不安が頭を過り苛立った声しか出せない

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