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FREE BIRD

第39章 背徳の上の想い

朝目が覚めると誠さんはもう起きていた。


携帯を弄っていたので多分家に連絡していたのかなって思った。


「おはよう」


「おはよ」


誠さんは私の傍に来てキスをくれた。


ちょっと照れくさくなってしまった。


「美穂さん、今日は何する?」


「このまま二人きりでここに居る?
それとも少し外に出てデートしようか?」


私の隣で髪を撫でながら聞く誠さんの目が優しくて吸い込まれそうだ。


その時不覚にもお腹がグウッとなってしまった。


「フッ、まずは朝ご飯食べようか」


「うん…」


頭をくしゃっと撫でられて誠さんは立ち上がった。


私も起き上がり、バスローブを素早く着た。

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