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FREE BIRD

第60章 言わせない、聞きたくない

…美穂side…

誠さん…


誠さんの気持ちが痛いくらい伝わり、今も私を抱きしめ唇を重ねる。


私はそれが嬉しいと思ってしまう。


嬉しいの…嬉しいのよ…


でも、もうお終いにしなきゃ…


誠さんは気づいてる。


察してるのね…


だからこんなにも気持ちを見せるんだわ…


板挟みの心が痛くて苦しくて


そしてこの腕の中の居心地の良さに…私は負けた。





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