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redcross

第1章 ツーショットダイヤル

初めてのキスは、
人の唇がこんなに柔らかいとは思わなかった。

こんなに舌が生暖かくて気持ちがいいとは知らなかった。


頭の中が真っ白になるなんて思ってなかった。



でも、幸せな気分にはなれなかった。


梨華みたいに幸せそうな笑顔ができそうな気分じゃなかった。


でも、私は目の前のキスの快楽に溺れていた。

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