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第17章 クラブ エマリ

『どうして喧嘩に?晃、千鶴達に話し聞いてきて。』

晃さんはママに言われて、部屋を出ていった。

私は晃さんが出ていくのを確認後話始めた。

千鶴さんが梓の愚痴を言っていてそれに腹がたったということを…話すとママは笑っていた。

『梨華ちゃん。あーちゃんを大事に思ってくれてるのね。』

『えっ…。』

『だってあーちゃんのために怒ってくれたんでしょ?』

『………』

『あーちゃんをお願いね。』

『………』

私は返事をすることができなかった。

『どうしたの?』

とママに言われ…

私は自然と口を開いていた。

ママには話してもいいと思った。

海斗の為に働いている事は隠して…。

海斗と梓が付き合っていたんだと思う。

今もお互い好きなんじゃないかと思うことも…。

梓を見ていると嫉妬して…そのことで梓を傷つけたことも…。

親友だと思ってたのに隠されてたように感じて悲しかったことも…。

ママは私の話をじっと聞いてくれていた。

私が話終わると

『梨華ちゃん?
ちゃんとあーちゃんの話は聞いた?

私は梨華ちゃんの彼とあーちゃんが付き合ってたとは考えられないんだよね。

あーちゃん。
ずっと、好きな人いたみたいだから。

あーちゃんの話聞いてあげたら?

まだあーちゃんと仲良くしたいと思ってるならね。』

と話してくれた。

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