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redcross

第21章 手紙

梓が私を好き…?
つつもたせ…?
私の頭の中は書かれている言葉で頭がいっぱいになっていた。

でも、海斗騙されてるのは気付いていたけど。

嘘だと思いたかった。

それから海斗に何度も電話をしたが、通じず…海斗は警察に捕まり、梓が入院してるのが分かり、梓に会いにいって謝った。

梓は笑っていた。


梓が私のことを恋愛対象に見えててもいい。

私は梓のことをやっぱり大事な友達にしか見れないから。


そして…塀のなかに入ってる海斗のこともやっぱり…私の大事な人で…



それからちょっとして
梓が海斗が前働いていて、海斗が慕ってるという喫茶店のオーナーの所に連れていってくれた。


オーナーと海斗のことで話をし、後日オーナーが海斗のもとに面会に行った。

『またお前はバカなことをして。もう面倒みれないからな。』

『すみません…。』

俺は謝ることしか出来なかった。
今回ばかりは反省していた。
梓の骨を折ってしまったことも。
自分勝手に梨華を巻き込んだことも…。

『お前がここを出たら面倒みてくれるって人が俺のとこに来てな。
その人に面倒みてもらえ。
俺にお前は手におえないからな。』

何故かオーナーは笑っていた。

『その人は…?』

『梨華ちゃん。
お前の彼女なんだろ?
子供が出来たってよ。
お前もこんなとこに居ないで早よ出て。
親父しろよ。』

『でも…俺は…』

『梨華ちゃんはお前がどうしてもいいんだとよ。
子供と待ってるって。
子供の名前をつけてほしいってよ。
どうするんだ?』


『梨華に…
待ってて…って…。
子供の、名前考えとくって…
伝えててください。』

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