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『でも、それじゃあ海斗がやばいんじゃないの？』

『何のために社会的地位、家族もちを、ターゲットにするんだよ。

脅すに決まってるだろ。

本当は、俺の彼女に何手だしてんの？ってのが楽なんだけど。

それじゃあ、梓の立場と。

つつもたせしてる赤詐欺なんていっぱいいるからな。

用心してる親父も多いわけよ。

まぁ…これも赤詐欺の一種かもしれないけどな。』



『赤詐欺？？』

『結婚詐欺とか、つつもたせ。
恋愛を餌にして金を巻き上げるのが赤詐欺。』

『他にも、白詐欺、青詐欺、黒詐欺がいるけどな。

ちなみにもと白詐欺。』

と海斗は、にかっとしながら教えてくれた。

『そこ。偉そうにいうとこじゃないし。』

『確かにそうだな。ははは。』

海斗は人懐っこい。

でも見た目は、怖い。

というか目付きが怖い。

計画を実行する日を決めてあとはターゲットを、その日に探すだけ。

話の後はカラオケを二人で楽しんだ。