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おにいちゃんのおもちゃ

第30章 美花の処女:兄

「この前の続きしようか」
「何言って」
「最後までは無理にはしない。ちゃんと、欲しいって言わせてから、だ」
「そんな事、言わない」


俺は高木の唇を塞ぐ。
舌も入れる。


高木の身体がかすかに震えている。


「やっぱり、処女?」
「だったら、何」
「んー、かわいい。嬉しいなと思って♪」


この日は、ひたすらキスしかしなかった。
長い長いキス、それだけ。


高木の体から力が抜けていく。
目がトロンとして俺を見つめている。
上気した頬。


もっと欲しいと目が訴えている。


「や、だ……」


微かに体が震えている。


「ふうん♪じゃ、やめる」
「っ……」


高木がその場に力無く座り込む。


「大丈夫?」














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