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もう1度好きになってもいいですか?

第2章 最悪の再会

ドアを開けると、あたしと同じ制服を着た小柄な女の子が立っていた。

あれ、この子。確か隣の家の…
「おっはよー!あんず!
あっ!わたしのこと、覚えてる?
彩だよっ!高橋 彩!」
「うん、彩、覚えてるよ。
おはよー」
彩は、隣の家に住んでいる。昨日、引っ越しの挨拶に行ったときに仲よくなった子だ。
「じゃあ、一緒に行こう!」


彩は、歩きながらいろんなことを話してくれた。
彩の説明によると、2年生は4クラスあり、彩は2のAだそうだ。担任は50代で真面目なおじさん先生。時々怒るとこわいらしい。彩は野球部のマネージャーをしている。全国大会にも、出たことのある強豪校だそうだ。

そんな話をしてると、校舎が見えてきた。
あたしはふと、思い出した。
「あっ!彩。あたし、職員室寄らなきゃいけないんだっ
た。」
「そっか。じゃあ、また後でね。同じクラスになれると
いいね。」
彩は階段を駆け上って行った。

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