
今日だけは俺の彼女になれ…
第2章 作戦開始…
「誰なの??」
貴也と龍哉とともに
空き家の玄関に入った羅蘭は
呟くように言った
「先輩!羅蘭さんに
来てもらいましたよっっ!!」
玄関で貴也が叫ぶように言った
少しすると奥から人影が…
中学の同級生の男子って誰だろ??
でもあたし、彼氏いるし…
羅蘭はそんなことを考えながら
奥から出てきた男子の姿を見た…
「えっ…あっ…
遅れるから学校行くね!!」
その人影がムサシとわかった瞬間
羅蘭は空き家を出ようとした
振り返って出ていこうとした
羅蘭の両方の腕を
貴也と龍哉がギュッとつかんだ
「えっ…ちょ、ちょっと何すんの?」
羅蘭は腕を掴まれそう言ったが
その背後から
「羅蘭、久しぶりだね!!
相変わらず可愛いけど、
今は彼氏とかいるのかなぁ??」
ムサシが気持ち悪い声で言う…
