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甘党ゆるふわ彼女

第3章 チューインガム




うーんうーんと悩んでいたら
あっという間に昼休みになってて
いつのまにかゆうくんが迎えにきてた。

「今日は四限起きてたの?」

ゆうくんを迎えにいくと大体寝てて
起こすのは私の係だったから
昨日といい今日といい不思議な気分。

「あー、多田に起こされた。」
「ゆうくんの隣の席のサッカー部くん?」
「そうそう」

多田くんはたしかかっこよくて有名。
サッカー一筋で彼女作らないから
常にファンがたくさんいる。

「目覚め悪いじゃん、ちいちゃんじゃないと」
「えっ、そうなの?」
「うん。ちいちゃんの足音で起き…あ」
「もしかして何回か寝たふりしてた?」
「時々ね、時々。」

眉を下げて笑うゆうくん。
ぴょこんとついてる寝癖がわからなくなるくらい
ぐしゃってしたいけど手が届かない。
悔しいなーもう!

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