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甘党ゆるふわ彼女

第2章 空



*千南目線*


ゆうくんの膝の上は特等席。
いつもゆうくんは手を後ろについて
二人で空を見上げながら話してる。

「ゆうくん?」
「ちいちゃん、見えるところにいてね」

今日は違った。
ぎゅっと大きな腕の中に抱きしめられた。
ゆうくんどうしたの?
私はずっとここにいるよ。

「光がね、たくさーん集まったら明るくなって見やすいと思うけど、本当は見えなくなるんだって知ってた?」
「えっ!すごいそれー!!」
「ちいちゃんの眩しい笑顔が大好き。だけどまぶしすぎて見えなくなったら俺怖い」

ゆうくん本当にどうしちゃったんだろう?
こんなに甘えたがりだったかな?



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