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齟齬

第13章 13


夏を感じさせる日差しが

窓から

一直線に注いでいた。

昨日の雨で

散ってしまった花びらが

歩道に散乱していた。


翌日朝

僕は紗智子に電話で伝えた。


「そう。よかったわ。」

彼女の無関心な声が

僕の耳に響いた。

そして一拍おいてその日の予定を聞いてきた。

出勤まで多少時間があると

伝えると

待ち合わせ場所を指定してきた。


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