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齟齬

第2章 2

「ギムレットにしようかしら。


 貴方って几帳面な方ね。


 シャツのボタン…フフフ。」



夜の仕事として

僕が選んだ制服だ。


目立たず

淡々と

こなすだけだ。


「・・・はい


 特に理由はございません。」



シェークの準備をする手元から

視線をあげずにこたえた。



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