無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

正人side


俺「図星っいえばそうなると思います」

聖「どこが好きなんですか？」

いきなりそんなこと言えるわけないでしょっ！

俺「別にいいじゃないですかぁー」

聖「そんなことはありませんよ」

俺「じゃあ聞いてどうするんですか」

聖「そうですね……好きな人の事をただ知りたいってだけですよ」

聖は真剣そのものだ

俺「えっそのっ……恋愛感情としてですか？」
なに聞いてんだか…俺

聖「それ以外なにもありませんよ(ニコッ)」

サラッと言われても俺どうしたらいいんだよぉ！

俺は返事に困っていると

聖「そんなにあたふたしないで下さいよ。余計傷つきます。」

俺「すっすみません」

聖「謝らなくたって良いんですよ」
その時なぜか聖は少し切ない顔をした気がした。

俺はあの時の事を思い出す
突然日向がやってきた時のことを…
確かあの時、日向が俺に抱きついた後に聖と同じ様な切ない顔をしていた


もしかして聖も辛い想いをしてるのかなぁ？

俺「俺に言いたい事をがあればなんでも言ってください」

聖「君は面白いですね。わたしはあなたが好きと言っているのに。期待させないでください。」

俺「なんか…分かるんです。聖の気持ちが。俺も一時期ありましたから」