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幼いえっち

第10章 修学旅行 前編

「ミエちゃんが気を利かせてくれたんだ?さっき、チカがここで待ってるって言いに来てくれたんだよ。」


「ちがっ、そうじゃなくて;」

後ずさるチカの足は、床にあった乱雑に置かれたシーツを踏み、足をとられて転びそうになる。

壁につかまろうとしたら、それは積みあがったシーツだった。


バサバサバサッ!!!

「わぁっ!?」


高く詰まれたシーツが崩れて、二人にむかった落ちてくる。



カイくんがぎりぎりのところでチカの腕を引いたから、下敷きにならずにすんだ。


突然腕を引かれたチカは、気づくとカイの胸の中に抱きしめられていた。


ほっぺたに、硬くて暖かい男の子の胸板を肌に感じる。


「かいくん・・・」

そのまま見上げる。


カイくんは、チカの頬に手を沿え、優しくキスをした。

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