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幼いえっち

第16章 聖なる夜

チカもカイもクリスチャンではなかったけど、一番近い幼稚園がここだった。



懐かしくて天井やステンドグラスを見つめる。


全てが小さめ。
昔は大きく見えてたのに。



背後で音がすると、同じ換気口の窓からカイくんがはいってきた。



「ちょっ・・;
チカ、手伝って・・・」



慌てて近寄り、カイくんの手を握り、引っ張る。



なんとか通り抜けることが出来た。



「ふぅ・・サンキュ。
通れないかと思ったよ。
もうきっと来年は潜り込めないな」


換気口の窓は小さくならない。昔と一緒。


大きくなっているのはチカたちのほうだ。


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