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幼いえっち

第20章 もっと、幼いふたり。

よく覚えていないけど、

たしか季節は冬。

もうすぐ年末だというのに
俺のばーちゃんが体調を崩した。



例のごとく、
俺の両親は俺をチカの家に預けて
田舎に帰った。


「おばーちゃん、心配ね・・」

チカの母さんが食卓を囲みながら
夕食を食べる俺に言う。



「うん・・・インフルエンザって言ってた」


「お年よりは抵抗力が弱いから。
でもきっと大丈夫、
カイくんのお父さんとお母さんがついているしね」

チカの母さんが俺の頭を撫で、
にっこりと笑った。


「あとで携帯に電話してみよ?
うちの電話、使っていーよっ!」

隣に座るチカもにっこりと笑う。

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