幼いえっち
第34章 クリスマス会
教会の中に入り、内鍵をかける。
ろうそくがともされ、
まだ暖房も効いていた。
「わざと開けてるって感じだね。」
あたしは呟く
「そうだな。
ご自由にお使いくださいって感じだな」
カイくんは頷きながら
あたしの手を握った。
あたしとカイくんは奥へと進み
ステンドグラスを前にする。
もう、これないと思ってた。
クリスマスにここに入るのは
去年で最後だと思ってたのに。
神様って、
本当に居るのかもしれない・・・・
昔習った、
お祈りの仕方を思い出し
十字架をきる。
ありがとう、神様。