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幼いえっち

第42章 ユウワク

”すぐに答えを出さなくてもいいよ。
今日知り合ったばっかりなのに、ごめん。
これ僕の携帯番号だから、
いつでもかけてよ。”


ポケットのなかの紙を
握り締める。



「どうしたの?チカちゃん?」

あたしの顔を覗き込んで
ブランコに乗りながら
トモちゃんが言う。


「う、うぅんっ!
なんでもない。
夏休みも、あと半分だなぁと思って。」

慌ててそう言うと
トモちゃんは激しく同意した


「だよねー!
早いよぉ。やだぁー!終わって欲しくないっ!」

ブルブルっと頭を振るう。


それを見て、
アラタくんはトモちゃんを笑った。
「あはは!トモ、この前は
早く夏休み終わって欲しいっていってたじゃん!」


あたしはびっくりしてトモちゃんを見る

「え!そうなの!?」


トモちゃんはアラタくんを見据えて言う

「それは、塾の夏期講習が
いやだったんだもーん!
テストばっかで疲れちゃうっ。。」

トモちゃんは大きくため息をついた



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