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償い

第6章 真実

「そ…そんな…そんな理由で人を殺したなんて、信じられるか!それに、美雪は、そんな事出来る女じゃない…」

「あなた…私の何を知ってるの?」

「私は、独占欲が強いの…それも異常なほどにね…」」

「私のあなたと、一緒に暮しているあの女が、憎かったのよ…仕方ないでしょ…」

「だって…あなたは、私だけの人だから…」

「そんな……」

「いいじゃない…あなたも人を殺してる、私も殺してる、これで同じよ…今日から更に愛し合えるわよ…」

「あっ!でも…私の方が、1人多かったわ…」

「えっ?多い…」

「えぇ…だって…私のあなたを盗られそうだったから…」

「最近…あなたとばかり喋っているし…」

「あなたの言う事しか、聞かないし…」

「はっ!ま…まさか…お前…」

「えぇ…そうよ…理沙(娘)よ…今頃は……」

「なんだって!!お前は、なんて事を!!」

「あの子が、悪いのよ!あの子が、あなたと仲良くするから…私は悪くない…」

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