海蛍
第9章 想い出の海
そう俯いた時
前方から
「お!遥人じゃないかっ!!」
と俺を呼ぶ兄貴の声がした。
俺は咄嗟に掴んでた蛍の手を離し兄貴に手を振る。
「どうしたんだ?・・って蛍も一緒?」
「うん。お帰りなさい。ちょっとコンビニ行くのに遥人君に着いて来て貰ったの。」
と蛍が兄貴の方に移動し嘘の説明をする。
俺自身もさっきの件を説明するよりこの方がいいだろうと察し話を合わせる。
『そうそう。アイスが食べたかったんだって!』
「そっか。蛍ぅ、腹減った!」
「う、うん。家入ろ!
遥人君ありがとうね。」
そう言って蛍は兄貴と階段上がって帰って行った。
“遥人君ありがとう”
君からの感謝の言葉が何度もリピートされる。
“ありがとう”
俺は君の役に立ったの・・?
嬉しくて思わず小さくガッツポーズする俺。
何の踊り?てな軽いステップ踏んでしまう俺。
朝は闇にドップリだった俺もたった一言で這い上がる単純な俺。
もう少し小さな小さな幸せを噛み締めていたくて俺は1人星空を見上げた。
そこにはいつの間にか雲が一切なくなり満天の星空が広がって素晴らしく綺麗に輝いていた。
前方から
「お!遥人じゃないかっ!!」
と俺を呼ぶ兄貴の声がした。
俺は咄嗟に掴んでた蛍の手を離し兄貴に手を振る。
「どうしたんだ?・・って蛍も一緒?」
「うん。お帰りなさい。ちょっとコンビニ行くのに遥人君に着いて来て貰ったの。」
と蛍が兄貴の方に移動し嘘の説明をする。
俺自身もさっきの件を説明するよりこの方がいいだろうと察し話を合わせる。
『そうそう。アイスが食べたかったんだって!』
「そっか。蛍ぅ、腹減った!」
「う、うん。家入ろ!
遥人君ありがとうね。」
そう言って蛍は兄貴と階段上がって帰って行った。
“遥人君ありがとう”
君からの感謝の言葉が何度もリピートされる。
“ありがとう”
俺は君の役に立ったの・・?
嬉しくて思わず小さくガッツポーズする俺。
何の踊り?てな軽いステップ踏んでしまう俺。
朝は闇にドップリだった俺もたった一言で這い上がる単純な俺。
もう少し小さな小さな幸せを噛み締めていたくて俺は1人星空を見上げた。
そこにはいつの間にか雲が一切なくなり満天の星空が広がって素晴らしく綺麗に輝いていた。