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海蛍

第20章 愛す者・愛される者

それからは、蛍の前では何事もなかったように

何も知らないように接した。

蛍は俺の家に来るように促し
あの海へ行かさないようにもした。


蛍も見た限り普通で。


遥人は仕事で海外出張になったらしく日本を経った。

自分から申し出たと言ってたから理由は蛍の事だろうなと察した。

だから敢えてその部分には触れなかった。



それから、俺達は何事もなかったように式を挙げた。

遥人は来なかった。



だから




俺は遥人に画像を送ったんだ。



俺と蛍の挙式画像。



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