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海蛍

第20章 愛す者・愛される者

「蛍が遥人と2人で家に居るんだと思ったら気が気じゃなくて自分の行動にすぐ後悔して・・。

会社の部屋の隅で怖くて小さくなってた。



花火大会もそう。


俺が蛍と一緒に行って花火を見上げる蛍の浴衣姿を見たかった!!


でも・・敢えてそれを手離した。


嫉妬で狂いそうだったけど


嫉妬でどうにかなっちゃいそうで怖かったけど自分から手離したんだ。」



雅人はそう言い終えると私の頭の上に置かれてた手を除けて

“やっと泣き止んだ”と言ってニコッと笑う。



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