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小さなクリの木の下で。

第1章 ジョルパキン王国。

100年以上昔のお話。

小さな王国があった。


ジョルパキン王国。

平和でそこそこ発達した町もあり
暮らしやすい王国だ。


そんな王国の王室...。

今日もレミサは
パパ
―王様の膝の上。

「パパ、おやつが食べたいわ。」

レミサの一言で
側近が動く。

「レミサ姫、
 今日は木の実の
 盛り合わせでございます。」

しかし、
レミサは食べようとしない。


「ほら、レミサ、
 おやつを食べよう。」

「いや。
 わたくしはフルーツがいいわ。」

「それは申し訳ありませんでした。」

側近が深々と頭を下げると
フルーツの盛り合わせが
急いで運ばれてくる。

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