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許嫁から始まる恋

第2章 EPISODD #2



朝の出席を取り、授業を受け
昼休みになる。

私はいつもどおり、教室で兎と
お弁当を食べる時間だったのに―


運が悪かった。


 「なんで私が日直なのよ」


と、独り言を呟き職員室へと向かう。

何故職員室へと向かっているか。
副担任である未来先生が
授業途中の休憩で教室にやってきた。


 「今日の日直は―東雲さんね。
 昼休み、鮫島先生に校内を案内してね?」

と、いう訳だ。
未来先生のあの可愛い笑顔と小首を
傾げる姿には私も断れない。

私は職員室の扉の前に到着し、
ため息を吐く。

そして、扉を開けようと手をかけた
瞬間、扉が開いた。


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