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許嫁から始まる恋

第3章 EPISODE #3



 「いいですよ」


鮫島 遙は私の隣に座る。

いざ、隣に座られると緊張する。


 「何、話しますか?」

 「その前に敬語はやめて。
 一応、同じ屋根の下で暮らしてるん
 だからさ」

 「わかった。その代わり俺の事は
 名前で呼んで?」


条件付きとは。
鮫島 遙も考えたものだ。


 「わかった。えっと、遙。」


私は今日から鮫島 遙を遙と呼ぶ事に
なった。
勿論、家の中にいる時だけだ。


 「で、何話すの?」

 「あ、うん。
 えっと、遙はいいの?」


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